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パターンウィーバー 分野別活用ガイド

パターンウィーバーはUML2.0に完全対応

パターンウィーバーはUML2.0の全13種類のダイアグラムに対応していますので、幅広い開発工程(上流工程から下流工程まで)・分野(ビジネスシステムから組み込みシステムまで)でエンジニアを強力にサポートします。

タイミング図 タイミング図 配置図 配置図
コーポネント図 コーポネント図 シーケンス図 シーケンス図

各種環境設定(デフォルト設定)が可能に

パターンウィーバーVer2.1では、さまざまな環境設定が可能になり、使いやすさが向上しました。設定できる内容は以下のとおりです。

  • Mac OSX(Macで使用する際のマウス設定等)
  • UML要素(関連やメッセージの種類のデフォルト設定等)
  • スタイル(要素のフォントや色などのデフォルト設定等)
  • ツールバー(ツールバーからダイアグラム作成時の動作設定等)
  • ユーザインタフェース(パレットの表示設定等)
  • 印刷とPDF出力(Acrobatのパス設定等)
  • 品質エージェント(エラー報告の設定等)
    ※Mac上での動作についてはサポートの対象外です。

名前空間(ネームスペース)の管理機能を搭載

パターンウィーバーVer2.1では、モデル中の「名前空間(ネームスペース)」を管理する機能を搭載します。これにより、ダイアグラムや要素の名前が厳密に管理され「同名要素=同じ要素」として管理されます。例えば、あるダイアグラム上の要素を変更すると、別のダイアグラムの同名要素にもその変更内容が自動的に反映されます。


パターンウィーバーでは、以下のような画面で名前管理(ネームスペース)を操作できます。


モデルのビュー(視点)管理機能を搭載

パターンウィーバーVer2.1では、モデル上のダイアグラムを複数のビュー(視点)に分類する機能を搭載します。ビューとはモデルの「見え方」のことで、UMLでよく使用される代表的なビューと対応する主なダイアグラムには以下のようなものがあります。


パターンウィーバーでは、以下のような画面でビュー(視点)を操作できます。


ドキュメント出力と印刷機能

パターンウィーバーで作成したモデルは様々な形式(WMF、JPEG、GIF、BMP)で画像出力することができます。特に設計書をMS Office等で作成した場合、WMF(Windows Meta File)形成で画像出力することで、設計書に劣化のない美しい画像を張付けることが出来ます。

さらに、PDF形式でのファイル出力、印刷にも対応し、パターンウィーバー上で直接「ヘッター・フッター」を編集することも可能です、PDF出力の際にはモデルの構造がそのままPDFのしおりの構造に反映されます。更に、パターンウィーバーではHTML形式でのモデル出力以外にも、Standard版ではMS-Wordへのモデル出力も対応しています。

HTML形式でのモデル出力 HTML形式でのモデル出力
直接「ヘッター・フッター」を編集 直接「ヘッター・フッター」を編集
PDF形式でのファイルの出力 PDF形式でのファイルの出力

モデルの構造がそのままPDFのしおりの構造に

Eclipseと連携

パターンウィーバーはJava開発環境として広く普及しているEclipse上で動作します。これにより、上流工程から下流工程(要件定義?実装・テスト)まで開発環境をEclipseに統合できます。

さらに、Eclipseとの連携により、EclipseのJavaプロジェクトに対して直接ソースコードを出力することが出来ます。Standard Editionではリバースエンジニアリングにも対応し、Javaソフトウェア(Jarファイル)からモデルを自動生成することができます。


Eclipse3.1へ対応

パターンウィーバーVer2.1では、従来のEclipse3.0に加えて3.1に対応します。これにより最新のEclipse開発環境を使用したプロジェクトでもパターンウィーバーをお使いいただけます。


多国語によるモデルの開発が可能に

日本語を含む全9ヶ国語の言語に対応し、その言語間の切り替えも事前に準備することで可能になりました。これにより、今後はオフショア開発においても、これら言語を組み合わせた多国語によるモデルの編集が可能になりました。

対応言語:
日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語


組み込み分野への対応を強化

パターンウィーバーVer2.1では、組み込み分野の開発で使用される「状態遷移表」の機能を搭載します。UMLのダイアグラム「ステートマシン図」と連携し、オブジェクトの状態遷移を表ベースの視点でもご確認いただけます(状態遷移表はCSVファイルへの出力が可能です)。パターンウィーバーは、今後さらに組み込み分野の開発でご活用いただくための環境を整備してまいります。


なお、パターンウィーバーは従来からUML2.0のタイミング図に対応しております。


状態遷移表

状態遷移表(State Transition Table)とは,あるオブジェクトの状態とイベント、遷移の関係を表形式で表現するものです。縦軸(行方向)に状態、横軸(列方向)にイベントをそれぞれ並べて表現します。そして各セルは、ある状態にあるときに該当するイベントを検知した場合の処理、遷移を表しています。


上記の例で、3行4列目の「待機中」というセルは、オブジェクトが「コイン投入中」状態にある時に、「キャンセル」イベントが発生すると、状態が「待機中」に遷移することを表しています。
状態遷移表は状態とイベントの関係を表現するため、同様の内容はステートマシン図を利用して表現することもできます。しかし、状態遷移表を利用することで、「モレ」や「ヌケ」を防止でき、モデルや仕様の洗練を行うことができます。
組込システムでは、外部環境の変化(イベント)に応じた様々な動作が要求されることが多いと思います。しかし、外部イベントの発生順序や発生頻度の予測が困難であるため、オブジェクトの状態遷移が非常に複雑になるとともに、状態の管理が重要になってきます。ステートマシン図と状態遷移表を併用することで、より洗練されたモデルを作成することができます。

モデル駆動型のSOA(サービス指向アーキテクチャ)をサポート

パターンウィーバーと日本オラクル社の「BPEL Process Manager」の連携を実現しました。これにより、パターンウィーバーで作成したビジネスプロセスモデルをBPEL Process Manager(BEPLエンジン)上で実行したり、パターンウィーバーで作成したシステムモデルをJDeveloperに展開し、サービスを実現するソフトウェア機能の開発を行うことができます。
※SOAの連携機能はVer2.2本体のリリース後に多少お時間を頂いてかららプラグインとして提供されます。このプラグインは、Standard版ユーザ様(かつサポート期間のユーザ様)のみに提供されますのでご注意ください。


RCP版(Rich Client Platform)の提供も開始

パターンウィーバーver2.2より、RCP版(Rich Client Platform)の提供も開始いたしました。RCP版は、Eclipseを全く意識せずにパターンウィーバーをお使いいただけるもので、Eclipseのインストールを必要とせず、メニュー構成などもパターンウィーバーで使うものに特化されています。
UMLとJavaの連携を必要としない方、ビジネスモデリングや要求モデリングなどの上流工程でパターンウィーバーをお使いいただく方に最適です。(RCP版はサポートにご加入いただいたユーザ様に提供させていただきます)

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