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2007年01月29日

モデリング上達のコツ

「モデリング」とは、ある対象(例:業務やシステム)
を整理して、分かりやすく表現することです。
つまり、より正確かつ容易に、内容を伝えられるモデル
=「優れたモデル」といえるのではないでしょうか。

でもこのようなモデルを作成するのは容易ではありません。
しかも、モデルは明確な「正解」があるわけでないので、
数学のようにひたすら問題集を解いていくだけでは
効率的に学習することができません。

私が推薦する効率的な学習法は、ただモデルを作るだけでなく、
作ったモデルを他人に説明する、ということです。
他人にスムーズに内容の説明ができないモデルは
どこかまだ整理が十分でない箇所があるか、
表現法がマッチしていない可能性が高いのです。

作成した本人が眺めているだけでは気が付かないような
モデルの問題も、他人に説明してみることで、
はじめて気が付くことが多いんですよね。

ちなみにモデルの表現法として、形や大きさ、
配置、配色なども実は重要なファクターです。
多少整理が十分でないモデルでも見栄えがよいと
いいモデルのように見えてしまうことがありますから。
このあたりもモデラーは「センス」を磨く必要がありそうです。

テクニカルデプト  橋本 大輔