Agile Conference tokyo 2012

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今年も「Agile Conference tokyo 2012」を開催します!

2001年のアジャイルソフトウェア開発宣言から10年が経ち、ソフトウェア開発においてアジャイルという言葉はごく一般的になってきました。
米国では、現在多くのIT企業がソフトウエア開発においてアジャイル開発手法を採用し、高い生産性を実現しているという話をよく耳にします。日本もこの後を追うように、近年アジャイル開発は急速な広がりをみせ、様々な場面で応用されるようになり、多くの事例が生まれています。大規模なプロジェクトの割合も日々増加している一方で、自社および顧客のプロジェクトへどのように適用していけば良いのかお悩みの方も少なくありません。特に、上司や部下、ユーザ企業にアジャイル開発を導入したいと提案され、困惑しているマネージャ層の方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本コンファレンスでは、そのようなお悩みをお持ちの管理者の皆さまに、明日へのヒントとなるようなコンテンツをご提供します。セッションでは、変化するビジネスニーズへ、より効率的に対応するために欠かせないものとなったアジャイル開発を、いかに的確にプロジェクトへ適用し、効率良く生産性をあげていくための術を、国内外の事例をもとにご紹介していきます。
メインスピーカーは、昨年に引き続き、ThoughtWorks社からキーパーソン2名をお招きし、海外の最新アジャイル開発情報や事例についてご講演頂く予定です。海外の著名な講師によるここでしか聞けない情報や、国内外の大規模な事例、アジャイル開発動向など見逃せない内容が盛りだくさんです。

本セミナーは抽選となっております。
お早めにご登録ください。

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書籍プレゼント!

ご来場の先着150名様に書籍のプレゼントを予定しております。

『常時結合によるシステム開発効率化ガイド』
著者:和田良、辻本晋章、小椋憲二
監修:松谷眞樹、長瀬嘉秀

ThoughtWorks社(http://www.thoughtworks.com/

マーチン・ファウラーが所属することでも知られるThoughtWorks社は、システムインテグレーションとコンサルティングを主な業務とする企業であり、アジャイルコミュニティへの貢献で世界に知られています。

著書
アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル』(ピアソンエデュケーション)
UML モデリングのエッセンス 第3版』(翔泳社)
リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック』(ピアソンエデュケーション)
XPエクストリーム・プログラミング実行計画』(ピアソンエデュケーション)
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン』(翔泳社)
ThoughtWorksアンソロジー――アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション』(オライリー・ジャパン)

本イベントのTwitterハッシュタグは#agiletokyoです。

たくさんのご応募ありがとうございました。

プログラム

10:20

受付/開場

11:00

オープニング

株式会社テクノロジックアート 取締役副社長 Minh Le
11:10~12:20

[基調講演(70分)]21世紀型ポートフォリオ管理への変革
〜事例による従来型からビジネスアジリティへの革新方法〜

伝統的なモデルや仮説は、1890年代に生まれたTaylor法(効率や利用率の概念の確立)やGantt法(ガントチャートで有名)に基づく考え方を代表するものですが、これらは変化というものを一切考慮していません。我々の課題は、変化なくして真のビジネスアジリティは達成できないということです。
この講演において、私は伝統的なend to endのポートフォリオ管理と21世紀の現在に要求されるポートフォリオ管理との違いを説明します。議論する項目としては、伝統的な考え方、変化の必要性、ビジネスケースとその計画、年間の資金調達、作業進捗管理、プロジェクト構成、デリバリー vs 価値、隠れた進捗です。
その後オーストラリアの大きな電話会社のケーススタディによって、この新しい作業理論がどのように実現されたかを説明します。

講演者:
David Joyce(ThoughtWorks Inc. Principal Consultant)
12:20~13:30

昼休憩(70分)

13:30~14:40

[特別講演(70分)] 【事例】エンタープライズアジャイル開発における組織と顧客の役割

当セッションでは、アジャイル技術をエンタープライズレベルで適用するための手順を解説します。
アジャイルプロジェクトの導入初期、そしてそれをより広範囲/組織的に適用する際に直面するさまざまな課題をどう乗り越えるかを説明します。 プログラムレベルのアジャイルをアジャイルPMO(Project Management Offce)まで拡張し、この中で財務/人事/購買を含めた組織上の制約をどのようにブレイクダウンするか学んでいきます。
このセッションは理論よりもケーススタディに焦点をあて、CIOやITリーダー層の視点で課題を考えます。すなわち、顧客要求により俊敏に対応する一方、コスト削減やIT能力の向上といった企業ニーズに応えるという課題を検討します。

講演者:
Gary O'Brien(ThoughtWorks Inc. Principal Consultant)
14:40~14:50

休憩(10分)

14:50~15:30

[Session 1(40分)] Disciplined Agileというお作法

”アジャイルは一般化した”、”アジャイルは定着した”等々、いろんな話を耳にします。
が、なぜか”アジャイルっぽい”とか”アジャイル的”という曖昧な表現を繰り返すお客様が多いのか…、IBMでは自社でのアジャイルの知見をもとに、"Disciplined Agile"というプロセスフレームワークを提唱しています。本格的な国内展開に先立ち、本セッションでは、そのエッセンスをご紹介します。


講演者:
藤井 智弘(日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア開発研究所 マネージング・コンサルタント)
15:30~15:40

休憩(10分)

15:40~16:20

[Session 2(40分)] 発注者としてのアジャイル開発体験報告

アジャイル開発では、開発に直接携わるシステム開発会社のアジャイル開発への理解と経験に加えて、発注者側となる企業様の役割、協力が、一段と重要になってきます。アジャイル開発に関心はあるが、どのような役割、何がポイントとなるか等、取り組むにあたっての疑問を持たれている企業様も多いのではないでしょうか?
本講演では、当社自身が発注者としてアジャイル開発に携わった2つの開発事例を通じ、開発パートナーとの連携、メンバーとのコミュニケーション等、新たにアジャイル開発に取り組もうと考えらえている企業様に向け、ご参考となるポイントを紹介させていただきます。

講演者:
中川 三千雄(株式会社オージス総研 ソリューション開発本部 アドバンストモデリングソリューション部 アーキテクトチーム)
張 嵐(株式会社オージス総研 技術部アジャイル開発センター)
16:20~16:30

休憩(10分)

16:30~17:10

[Session 3(40分)] Visual Studio 2012 + Team Foundation Server 2012 で見るアジャイル開発ツール導入の勘所×有名サービスでのTFS導入事例紹介

ビジネス環境が急激に変化している今、ソフトウェア開発においては頻繁なフィードバックを受けながらビジネス速度と品質要求に合うソフトウェアを継続的にデリバリーすることがとても重要になってきています。
本セッションでは変化に対応するためのアジャイル開発において、変化への対応を加速するためのツールとしてのVisual Studio 2012、Team Foundation Server 2012 の利点やツール導入を進める上での勘所についてご紹介いたします。また、あの「ムビチケ」を支えたアジャイル開発とTFSの活用事例を現場エンジニアから語っていただきます。

講演者:
吉羽 龍太郎(Ryuzee.com アジャイルコーチ)
足利 惟(株式会社システムコンサルタント オープンシステム統括部 .NETアーキテクトグループ テクノロジーアドバイザー)
長沢 智治(日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト)
17:10~17:40

[Session 4(30分)] 中国オフショア開発におけるアジャイルの適用

中国における開発手法の動向について、現地から最新の情報をお届けします。また、弊社が取り組んだ中国オフショア開発を例に、受注(オフショア)側から見た日中オフショアアジャイル開発を成功に導くための秘訣を、アジャイル適用のポイントを中心に解説します。その他、開発時の課題や今後の取組みについてもご紹介いたします。

講演者:
嵇 伶(日立華之櫻信息系統(上海)有限公司 開発本部 本部長)

※上記スケジュールは予告無しに変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。

プロフィール

David Joyce(デイビッド・ジョイス)
David Joyce氏

ThoughtWorksのPrincipal Consultant(プリンシパルコンサルタント)。
12年間技術チームの管理とコーチングを経験し、加えて20年のソフトウェア開発経験を持つアジャイルコーチです。
近年では、スクラムとXPを使用して、オフショアおよびオフショアチームを指導し、新しいインターネットビデオシステムの導入について着手からシステム開始までを成功させました。さらに、最近ではオーストラリアへ移る前にイギリスで、リーン開発やカンバン方式および、システム思考法をBBCワールドワイドのチームに指導していました。
現在は、プリンシパルコンサルタントとしてThoughtWorksで働いていて、システム思想家、リーン開発の指導者、カンバンコーチ、認定スクラムマスターとしても活躍しています。
昨年、優れた業績とリーダーシップが認められ、SSC Brickell Key賞を受賞しました。
彼のリーン開発とカンバン方式のブログ

Gary O'Brien(ゲイリー・オブライエン)
Gary O'Brien氏

ThoughtWorksのPrincipal Consultant(プリンシパルコンサルタント)。
ICTにおいて、20年以上の経験を持つThoughtWorksのPrincipal Consultant(プリンシパルコンサルタント)です。アジャイルの方法、原則および実践を採用し改善するために、経営幹部やチーム、および個人を支援することを専門としています。
Garyはアジャイルな世界において、組織変更の促進、管理およびリーダーシップの役割に強い重点を置いています。アジャイルコーチとして、彼はチームが特定の環境と彼らが直面する障害に対して、アジャイルとリーン思考を適応させることを支援します。
彼の経験には、顧客価値を提供し、ITを最適化するため結果を改善するために企業アプローチとして、アジャイルを採用するためのビジョンと戦略を作成および実行するため、大企業のCIOとシニアリーダーとの共同作業が含まれています。

藤井 智弘
藤井 智弘氏

日本アイビーエム株式会社 ソフトウェア開発研究所 Rationalエマージング・ビジネス・サービス マネージング・コンサルタント。
ソフト開発ってホントはもっとおもしろかったはず!という思いのもとで、”管理管理!”でも”開発者の自由!”でもなく、その程よいバランスこそが解と、啓蒙活動にいそしむ日々。

中川 三千雄
中川 三千雄氏

株式会社オージス総研 アドバンストモデリング ソリューション部 アーキテクトチーム所属。
認定スクラムマスタ。
フレームワークの設計/開発、開発プロセス支援やPM等で開発の現場に身をおく。
得意分野は、ソフトウェアとアーキテクチャ。

張 嵐
張 嵐氏

株式会社オージス総研 技術部アジャイル開発センター所属。
PMP、認定スクラムマスタ。
プロジェクトマネージメント、開発プロセス、オフショア開発、アジャイル開発に関心を持つ。

吉羽 龍太郎
吉羽 龍太郎氏

Ryuzee.com アジャイルコーチ。
アジャイルコーチとして数年来大小様々な会社へのアジャイルな開発プロセスの導入や改善の支援、組織改革の支援等を行う。TIS、野村総合研究所を経て現職。
認定スクラムプロフェショナル(CSP)/認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)/認定スクラムマスター(CSM)
同士とともにコミュニティ「スクラム道」を設立し、スクラムの実践を支援している。

足利 惟
足利 惟氏

株式会社システムコンサルタント オープンシステム統括部 .NETアーキテクトグループ テクノロジーアドバイザー。
入社以降、受託開発中心の業務系Webアプリケーション開発に従事。最近ではクラウド基盤(Windows Azure)を使用したアプリケーションの構築支援をしながら、ALMの効果的な取り入れどころを画策する毎日。社内でのアジャイル開発を推進したい一方で、開発者として自由な環境を追い求めたい衝動のなか、日々悩んでいる。

長沢 智治
長沢 智治氏

日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト。
プロセス改善コンサルタントのキャリア10年を持つエバンジェリスト。過去3回本イベントで講演させていただいた。今回は黒子に徹します。

嵇 伶(ジ・リン)
嵇 伶氏

日立華之櫻信息系統(上海)有限公司におけるソフトウェア開発の総責任者。 約13年前より日本向けオフショア開発の業務に従事。2003年から2005年まで日立製作所の調達、金融関係の開発業務を経験し、以降、プロジェクトマネジャとして、「証券取引所管理システム」「生産管理システム」他のオフショア開発のプロジェクトマネジメントに従事。現在の上海事務所のおけるソフトウェア開発の総取り纏めに加え、2012/7月より南昌分公司の分公司長を兼務予定。

Minh Le(ミン・リー)
Minh Le

株式会社テクノロジックアート 取締役副社長 マーケティング担当。
カリフォルニア大学バークレー校卒業。
プロテニスプレーヤーとして、全日本優勝などテニス界で活躍。
2008年より株式会社エヌアイエスプラスにて、ベトナムオフショアビジネスを行う。
2012年、株式会社テクノロジックアート取締役に就任。
SYNCHRONICITY TECHNOLOGIES PTE. LTD. CEO

たくさんのご応募ありがとうございました。