たくさんのご応募ありがとうございました。
お申し込み期間:2012年4月4日~4月11日
E-AGILITY協議会では、これまで「E-AGILITY Conference」と題して、アジャイル開発に関連した各種事例を中心に、みなさまへご紹介してきました。
今年度からは、さらに活動範囲を拡大し、これまでのカンファレンスに加えて「Eアジ寺子屋」と称した勉強会を開催していきたいと思います。
第一弾である本特別勉強会は、寺子屋開講を記念して、リーン開発の提唱者であるメアリー・ポッペンディーク氏をお招きし、リーン開発と組織改革についてお話頂きます。
また会の後半では、各セッションやメアリー氏に対する質問、疑問にお答えするQ&Aコーナーを設けました。登壇者には、各セッションやの講演者に加え、メアリー氏の著書の監訳者であるシナジー研究所の依田(本協議会所属)を予定しています。
メアリー氏へのご質問に関しては、お申し込みフォームでも事前に受け付けておりますので、お気軽にお寄せ下さい。
事前登録制となりますので、ご登録はお早めに。
皆様のご来場を心からお待ちしております。
間違った思い込み:
なぜ私たちはソフトウェアを開発するのにそういうやり方でやるのでしょう?
およそ60年前、大野耐一は似たような質問を投げかけました:なぜフォードやゼネラルモーターズやクライスラーは自動車を大量生産するのにそういうやり方でやるのか?
彼は、米国の大手自動車メーカーは自動車の大量生産のやり方についてこれが最適だと思い込んでいるのだろうと確信しました。その思い込みがー少なくとも日本ではー正しくないにも関わらず。
そして、彼は他の国々から真似されるようなより良い生産方式を発案したのです。
思い込みというのは、この世界において私たちが正しいと信じるものだとか、うまくいくはずと思うやり方のことです。
この思い込みのせいで、私たちは多くの好機を見逃してしまい、最悪な事態が起きる可能性には目をつぶってしまいます。
すべての発明というのは、そもそもの思い込みを疑問に思った人々によって作り出されるものです。そして、ほとんどの悲劇は、あとから考えれば間違っていたとわかるようなことを前提に考える人々のせいで起きるのです。
危機管理責任者にとってもっとも重要な仕事は、常に質問を投げかけることです。ー私たちはどんな思い込みをしてきたか、その思い込みが間違っていた場合、どんなことが起きるかもしれないのか。
この講演では、ソフトウェア開発における最もありふれたやり方の背後にある思い込みについて探っていきます。これは、大野耐一が大量生産の世界で広まっていた思い込みについてとったやり方と同じです。
ちょっと疑問の余地があるかもしれない思い込みをいくつかは見つけていきましょう。
そして自分たちに問いかけましょう。もし間違った思い込みをしてしまっているとわかったら、どんなふうに違ったやり方をすればいいんだろうかと。
※ 上記スケジュールは変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。
本イベントのTwitterハッシュタグは『#e_agility』です。
たくさんのご応募ありがとうございました。
お申し込み期間:2012年4月4日~4月11日
メアリー・ポッペンディークは40年以上IT産業に従事しています。
彼女は、サプライチェーンマネジメント、生産方式、デジタルメディアを含むさまざまな分野の会社で、問題解決手法を扱ってきています。評判のライターでありスピーカーであるメアリーのソフトウェア開発管理についての講座は、プロジェクトマネジメントに対する新鮮な見方を提示してくれます。
リーンソフトウェア開発についての本:An Agile Toolkit(※1)は2003年に出版され、2004年にSoftware Development Productivity Awardを受賞している。リーンソフトウェア開発についての続きもの:From Concept to Cash(※2)は2006年に発行、Leading Lean Software Development: Results are Not the Point(※3)は2009年に発行。
※1 『リーンソフトウェア開発〜アジャイル開発を実践する22の方法〜』 平鍋健児(翻訳)・高嶋優子(翻訳)・佐野建樹(翻訳)、日経BP社、2004年
※2 『リーン開発の本質 ソフトウエア開発に活かす7つの原則』 高嶋優子(翻訳)・天野勝(翻訳)・平鍋健児(翻訳)、日経BP社、2008年
※3 『リーンソフトウェア開発と組織改革』 依田光江(翻訳)・依田智夫(監訳)、アスキー・メディアワークス、2010年
1997年 株式会社シナジー研究所を設立。代表取締役・プリンシパルコンサルタント。現在、シナジー研究所にて、要求開発手法の教育、ITシステム調達プロジェクト支援、アプリケーション・アーキテクチャー設計、ソフトウェア資産分析などを手がける。要求開発アライアンス理事、元総務省技術顧問。監訳書に、『リーンソフトウェア開発と組織改革』(Mary and Tom Poppendieck、アスキー・メディアワークス 、2010)など多数。
キリンビジネスシステム株式会社 プリンシパルITアーキテクト。1982年より社内の業務アプリケーション設計に携わる。メインフレーム~オープン系へとプラットフォームが変遷する中、一貫してモデリング(DB、プロセス)及び、プロジェクト管理を手掛ける。現在はPMOを務め、経営とシス テムの融合をビジョンに掲げる。ユーザ企業の立場から、上流工程におけるモデリングの重要性や、分析モデラーとしての社内SEの役割を説く。
協議会からのご挨拶と「リーンソフトウェア開発と組織改革」の 翻訳について(355KB)
Faulty Assumptions(間違った想定)(8.05MB)※当日ご来場者様限定
今ユーザ企業に求められる システム開発手法の転換(654KB)※当日ご来場者様限定
E-AGILITY協議会事務局
(株式会社テクノロジックアート 営業部内)
TEL:03-5803-2788
FAX:03-5803-2989
E-Mail:e-agility@tech-arts.co.jp
2012.04.17
寺子屋開講記念 特別勉強会の講演資料を掲載しました。
ご興味のある方は、こちらからダウンロード頂けます。
2012.04.12
特別勉強会は無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
名称 | Eアジ寺子屋開講記念 特別勉強会 |
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日程 | 2012年4月11日(水) |
時間 | 13:40~16:45 |
会場 |
文京シビックホール 会議室1・2
(アクセス:東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」直結 都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅(文京シビックセンター前)」直結) |
定員 | 80名 |
参加費 | 無料/事前登録制 |
主催 | E-AGILITY協議会 |
運営 | E-AGILITY協議会 |
事務局代行 | 株式会社 テクノロジックアート |
長沢 智治(日本マイクロソフト株式会社)
林 衛(株式会社アイ・ティ・イノベーション)
三井 伸行(株式会社戦略スタッフサービス)
中山 嘉之(キリンビジネスシステム株式会社)
松本 聰(データ インパクト/DAMA日本支部)
永瀬 美穂(株式会社ディアイスクエア)
上田 雅美(株式会社 匠BusinessPlace/株式会社アネゴ企画 )
大澤 浩二(日本アイ・ビー・エム株式会社)
[幹事]
依田 智夫(株式会社シナジー研究所)
牛尾 剛(株式会社匠BusinessPlace)
長瀬 嘉秀(株式会社テクノロジックアート)