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日本版EA対応UML Profile

テクノロジックアートの橋本です。
今回はEA(Enterprise Architecture)について取り上げたいと思います。
数年前に一時流行ったEAですが、最近は日本版SOX法などの動きもあり、
本格的に導入しようとする企業が増えてきました(SOX法についても今度取り上げたいと思います)。
しかし、EA自体はざっくりとした枠組みが決まっているだけですので
各企業ごとに具体的なモデルの表記法や開発手法、管理手法等を定めなければなりません。

日本政府でも情報システムの調達制度を見直し、EAの導入を進めるため、
これらの統一的な手法を示すガイドラインを定めました(業務・システム最適化計画策定指針)
このガイドラインでは、各EAの体系ごとに作成すべきモデルが表記法も含めて規定され、
モデルの専門家でない人にも分かりやすい一方、様々な種類の表記法を採用しているために
対応できるツールがない(または限定されてしまう)という問題がありました。
(DMM、DFD、WFA、ERなどの表記が規定されている)

この問題を解決するための1つの手段は、ガイドラインで規定されたモデルを
すべてUMLで表現できるようにしてしまうことです。
UMLには特定の対象をモデリングするために、UML自体を拡張するメカニズムがあります。
これがUML Profileと呼ばれるものです。

弊社が委員として参加しているINTAP(情報処理相互運用技術協会)
オープンシステムモデリング技術委員会では、上記のガイドラインで規定されたモデルを
UMLベースで表現するための議論を進めてきましたが、
その成果が「日本版EA対応UML Profileに関する研究報告書」として公開されました。

この報告書には、上記ガイドラインの各成果物を、
UML2.0ベースで表現するためのUML Profileが定義されています。
このUML Profileデータとサンプルモデル(パターンウィーバー用)は、
以下のURLからダウンロードできますので、一度お試しいただければと思います。
(パターンウィーバーの評価版でもお試しいただけます)

http://www.intap.or.jp/
http://net.intap.or.jp/INTAP/information/report/17-rm_odp-report.pdf
http://www.intap.or.jp/odp/index.html

                         テクニカルデプト  橋本 大輔