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UML Profileとは?

UML ProfileとはUMLを特定のビジネスドメイン(業務分野)や
プラットフォーム(実装技術)向けに拡張するための
ステレオタイプがセットされた仕様のことです。
UMLを拡張するためには、UMLで定義されている
「ユースケース」や「クラス」などの要素に対して
ステレオタイプを付けて意味を加えます。

例えば、UML Profile for EDOCに定義されたステレオタイプ
《ProcessComponent》は、UMLの要素Classifier(分類子)を拡張しています。
このステレオタイプには、タグ(Property)としてprimitiveSpec、
primitiveKind、isPersistent、granularityなどが用意されており、
通常のClassifierでは用意されていない内容をこの要素に定義することができます。

UML Profileを利用したモデリングはMDAでも重要です。
MDAにおけるモデル変換定義を行う際に、多くの場合は
PIMとPSMで使用するUML Profileに定義されたステレオタイプ間の
マッピング(対応付け)を行うからです。

パターンウィーバー向けにも様々なUML Profileデータが提供されています。
サンプルモデルも用意されていますので、UML Profileを使用したモデリングをお試しください。
http://pw.tech-arts.co.jp/download/uml_Profile.html

                         テクニカルデプト  橋本 大輔

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