パターンウィーバー 製品概要
パターンウィーバーは、UML2に対応したUMLモデリングツールです。統合開発環境であるEclipse上で動作し、Javaソースコードとの連携も実現しています。
システム開発の現状
昨今、ビジネスのスピードは加速を続け、それを支える情報システムは、高機能化・大規模化・複雑化し、開発ライフサイクルはますます短縮される傾向にあります。この様な厳しい開発環境の中で、プロジェクト成功の鍵は、開発者とユーザ間、開発者間のコミュニケーションツールにあります。特に外部委託、オフショア開発などの場合、誰に対しても矛盾なく意図が確実に伝わる設計書なくしてプロジェクトの成功はありえません。
弊社のUMLモデリングツール「パターンウィーバー」は「使える」設計書を作成する最適なツールです。
なぜなら・・・
- シンプルな操作体系により、マニュアルいらずで誰でもすぐに使いこなせます。
- UML2によるモデリングをサポートします。
- Eclipse上で動作するため、Java開発環境と密に連携できます。
- 高機能なドキュメント出力に対応します。
- 多機能・低価格を実現しています。
UMLの活用
UMLを使用することで、従来の自然言語(文書)による曖昧な表現による設計書の表現が、グラフィカルなダイアグラムによって整理されます。しかも、UMLは事実上の世界標準モデリング言語ですので、世界中の技術者間、技術者とユーザ間のコミュニケーションが円滑になります。
パターンウィーバーはUML2に完全対応
パターンウィーバーはUML2の全13種類のダイアグラムに対応していますので、幅広い開発工程(上流工程から下流工程まで)・分野(ビジネスシステムから組み込みシステムまで)でエンジニアを強力にサポートします。
ユースケース図 |
クラス図 |
シーケンス図 |
配置図 |
コンポーネント図 |
コンポジット構造図 |
ステートマシン図 |
タイミング図 |
相互作用概要図 |
アクティビティ図 |
優れた操作性
パターンウィーバーのシンプルな操作体系により、分厚いマニュアルいらずで、誰もがすぐに使いこなすことができます。これは、システムの開発ライフサイクルが短縮されていく中、重要なポイントです。さらに、開発環境であるEclipse上で動作するため、設計ツールと実装ツールの操作系が統一されます。
Eclipseと連携
パターンウィーバーはJava開発環境として広く普及しているEclipse上で動作します。これにより、上流工程から下流工程(要件定義~実装・テスト)まで開発環境をEclipseに統合できます。
さらに、Eclipseとの連携により、EclipseのJavaプロジェクトに対して直接ソースコードを出力することができます。Standard Editionではリバースエンジニアリングにも対応し、Javaソフトウェア(Jarファイル)からモデルを自動生成することができます。
RCP版(Rich Client Platform)の提供も開始
パターンウィーバーver2.2より、RCP版(Rich Client Platform)の提供も開始いたしました。RCP版は、Eclipseを全く意識せずにパターンウィーバーをお使いいただけるもので、Eclipseのインストールを必要とせず、メニュー構成などもパターンウィーバーで使うものに特化されています。
UMLとJavaの連携を必要としない方、ビジネスモデリングや要求モデリングなどの上流工程でパターンウィーバーをお使いいただく方に最適です。(RCPの入手方法についてはこちらをご覧ください)
ドキュメント出力と印刷機能
パターンウィーバーで作成したモデルは様々な形式(WMF、JPEG、GIF、BMP)で画像出力することができます。特に設計書をMS Office等で作成した場合、WMF(Windows Meta File)形式で画像出力することで、設計書に劣化のない美しい画像を貼り付けることが出来ます。
さらに、PDF形式でのファイル出力、印刷にも対応し、パターンウィーバー上で直接「ヘッター・フッター」を編集することも可能です。PDF出力の際にはモデルの構造がそのままPDFのしおりの構造に反映されます。その他、パターンウィーバーではHTML形式やWord文書形式でのモデル出力も対応しています(Word文書出力はStandard版のみ)。
HTML形式でのモデル出力 |
直接「ヘッター・フッター」を編集 |
PDF形式でのファイル出力。 |
続々と新機能が追加
パターンウィーバーはVer2.2より、オフショア開発向けの機能として「多国語によるモデルの開発」、SOA向けの機能として日本オラクル社「BPEL Process Manager」との連携等の機能が追加されています。また、操作性も改善され、モデルの書きやすさも向上しています。その他Ver2.2からVer2.4で追加された機能の詳細はこちらでご確認ください。